4~7月は北海道のさわやかな観光シーズンですが、今年は想定外のCovid-19パンデミックのため、すっかり世の中の状況が変わってしまいました。
花形だったインバウンドがほぼ全滅、観光業界は大きな打撃を受けています。わがガイド集団H-SEGのメンバーも、皆失業状態。
ステイホームで各人それぞれに自宅の掃除、片付け、断捨離、アルバム整理、料理と普段なかなか手がつけられないことや、自宅周辺散歩などで過ごしていますが、でもそれだけではありません。ZOOMを使用し、仲間内でのいろいろなテーマでオンライン研修を実施し、来るべき仕事へのモーチベーションを維持しています。
先日は少しずつ外出もよくなってきたので、希望メンバーで藻岩山登山を実施。普段はお客さまとロープウエーで頂上まで行くことが多いですが、今回は文字どおりの「登山」です。
メンバー内アウトドアガイドでもある方をリーダーに、歩きながら藻岩山の手つかずの原始林や、道々に建つお地蔵さんに改めて心を動かしながら、歩を進めました。リーダーからは事前資料と的確な指示、ゆっくり確実な一歩を重ねて行きましょう、とのアドバイス。
・前日の雨を心配しながら、ウオーキングのポールを購入したり、服装や靴を心配したりしたが、リーダーの言葉で安心した。
・遠足前夜のように緊張 運動不足で不安だった。
・花・樹・鳥も奥が深く、感慨深い。動、植物や自然に対する愛情のこもった案内が嬉しい。
・リーダーの事前、中、後のプロのガイディング、また仲間内の鳥博士の解説に感激。
・たとえ悪路でも 皆で登れば楽しい登山。終わった後のビールが楽しみ。
・満足感あふれる笑顔、爽やかな笑顔、久しぶりの達成感。
・心地よい疲れだったが、支障も無く週末を迎え、体力的にも大丈夫とちょっと自信。
・次回は高低差のないところの野外散策、フットパス希望。
登った証拠の集合写真を撮り、直での人と人とのふれあい、コミュニケーションの良さ、楽しさを改めて確認しました。
北日本一の都会・札幌ですが、ほんの近間で豊かな自然に触れられる場所が、たくさんあります。
今後のインバウンドはFIT・体験型が主流になると思われ、このような自然歩きの楽しさ、深さをお客様にもお伝えしたい、楽しんでいただきたいと思いつつ、森のフィトンチッド、マイナスイオンを思う存分浴びた1日でした。