お嬢様からお父様へのプレゼント旅行へ同行した時の一コマです。
お嬢様夫婦、ご両親を登別、洞爺、札幌へ御案内しました。お父様は足が悪いという事でしたので、車椅子を借りられる場所を常に意識しながらの旅程でした。
有珠山ロープウェイで山頂駅まで行き、有珠山火口原展望台へは緩やかですが長い階段があります。お父様は、火口原展望台まで無理かと思っていましたが、行けそうと言うことでトライすることになりました。
とても紳士的な方で、他の方達に迷惑をかける事を気にされていましたので、相談の上先に行ってもらい、お父様と私はゆっくり行くことにしました。途中の道の両脇には北海道の木々草花が沢山、鳥達の声もします。それらの説明をしながら、時々お父様が人生の話をされながら、ゆっくりゆったり。展望台まで楽しそうでした。
到着地点では皆さんさりげなく、でも心配そうに待っていましたが、お父様は全然大丈夫で、登りきれたのにとても満足そうでした。それを見てお母様もとても嬉しそう。お嬢様夫婦に火口の説明をしながら、ご両親がベンチで休んでいる姿を時々見ると、とても穏やかないい感じ、それを見て娘さん夫婦も満足そうで、優しい空気にみんなが包まれました。
帰りはみんなで降りて行きましたが、近くに来て何度も鳴いていたウグイスの話をすると、鳴き声のマネをする人達も。ずっと和やかな雰囲気でした。これきっかけにグッと距離が縮まり、昔からの友達と旅行しているようだと何度も言ってくださいました。
体力が違う皆さんに楽しんでいただけるのは難しい所と思っていましたが、楽しんでいただけたようでよかったです。
